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人事担当者が「自社の労働条件は労働基準法の基準を満たしているのだから、これを理由に手当を一部引き下げても問題ない」と説明している。労基法1条の趣旨に照らすと、この説明はどう評価されるか。
労基法1条2項は、同法の労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者はこの基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならないと定める。基準を満たしていることは引下げの根拠にならず、基準はあくまで下限である。なお1項は、労働条件は労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものとする。
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